[望月俊孝/ゴマブックス (Kindle版)]
宝地図で有名な、ヴォルテックスの望月俊孝さんが書かれた本で、レイキの普及に大きく貢献しています。
「あなたにとってもレイキとの出会いが、あなたの可能性を開き、本来の愛と光に溢れた存在であることを思い出すきっかけとなることでしょう。」
まえがきの中で望月さんは、このようにレイキを紹介しています。これは望月さん自身が、レイキと出会うことによって自尊心を取り戻した体験があったからです。
レイキというのは、要はハンドパワーの一種です。手をかざすことで、そこから気が出て、受け手を癒やすことができる。
昔から病気や怪我の治療を「手当て」と呼ぶように、患部に手を当てることで傷病の回復が促進されることは、知られていたことなのでしょう。
しかし望月さんは、レイキは必ずしも病気を治すものではないと言います。
「問題を抱えている人、病氣で苦しんでいる人は、そのことによって宇宙の真理と出会うチャンスが来ているのかも知れません。問題や病氣を忌み嫌って、撲滅する対象ではなく、それを通じて大事なメッセージが与えられようとしています。
目に見える部分(現象面)では病氣治療・問題解決が目的でも、それを通じて魂を磨くことが求められているのかも知れません。病氣(問題)は、その背後に必ず幸せを一緒に連れてやってきています。
「世の中に起こることは素晴らしきことと学ぶべきことがある」と言いますが、そこから何を汲み取るかが、一番重要なことだと思います。日本の超心理学におけるパイオニアであり、手当療法についても造詣が深い井村宏次氏は「病氣とは生き方を問い直すチャンスである」と言っています。」
私も両親に対して初めてレイキをしたとき、病気が治るかどうかは別として、レイキの素晴らしさを感じました。
それは、ただ傍に寄り添って手を当てながら長い時間を過ごす、ということの素晴らしさです。
もしレイキを知っていなかったら、親に対してこのようなことができたでしょうか?
足を擦ってあげることさえ、恥ずかしくて言い出せなかった。そんな自分が、1時間でも2時間でも、親の身体に触れていることができるのです。
またレイキを極めることは、真理に触れることでもあります。
「最新の心理学の唱えるところでは、人間の抱く恐れは究極的には「神から離れた、離された」という分離感から生じるとされています。全ての問題は突き詰めれば、この神や光との分離感から生まれると言ってもよいのです。
逆に言うと、その分離感を癒す、つまり「私は神と光と一体である」という自覚が呼び醒まされれば、小さな問題は大したことではなくなっていき、氣がつけば解決されたも同然になるのです。その意味でレイキはあなたと神とをつなげる、光との一体感を取り戻すので、思いがけぬ効果も期待できるのです。」
レイキでは、シンボルとマントラ(呼び方は流派によって違いがあります。)を使って、その効果を高めることができます。
その中でも第4のシンボルは強力で、これをマスターシンボルなどと呼びます。
そのシンボルを使うことで、ハイヤーセルフ(いわゆる魂)とつながったり、また過去の聖人の意識とつながることもできると言われています。
ここまで言うと、かなりスピリチュアルで、ちょっと宗教ぽく感じられるかもしれません。
しかし、宗教とスピリチュアルは同じものではなく、レイキは宗教とは無縁です。その詳細な説明は省きますが、念の為に言っておきます。
レイキは、誰でも靈授(アチューンメント)と呼ばれる儀式のようなものを受けることで、その能力が開花します。
また、その能力を得るのに特別な訓練も必要なく、アチューンメントを受けたその日から、レイキを使うことができます。
そして、一度レイキの能力が開花すれば、一生その能力が消えることはありません。
気功で言われるような、 他の悪い氣を受けてしまうというようなこともありません。
このように、レイキはメリットが多く、デメリットの少ないものなのです。
この本を読んで、レイキを習おうと思った人は多かったと思います。私もまた、その中の1人なのです。