レイキを習得するには、マスターから霊授(アチューンメント)を受ける必要があります。
もちろん、ただアチューンメントを受けるだけでなく、レイキそのものやレイキをする方法について学ぶことが大切です。
そのため西洋レイキでは、レイキを3段階に分けて習得するようになっています。
それぞれの段階ごとに約6時間くらいの講習(アチューンメントを含む)を行うところが多いようです。
レイキの3つの段階は、それぞれレイキ1、レイキ2、レイキ3のように呼ばれたり、レベル1~3のように表すところもあります。
国際レイキ普及協会では、ファースト・ディグリー、セカンド・ディグリー、サード・ディグリーのように呼んでいます。
この上には、マスター(ティーチャー)と呼ばれる指導者を養成するための講座もあります。
レイキのレベルとしては変わらないのですが、指導者養成講座を受けることで、アチューンメントの方法などを学ぶことになります。
この4つの段階について、国際レイキ普及協会では以下のように説明しています。
レイキ1(ファースト・ディグリー):レイキエネルギーの回路を開き、レイキのエネルギーが使えるようにする。主に肉体へのヒーリングができる。
レイキ2(セカンド・ディグリー):3つのシンボルとマントラ(おまじないのようなもの)を学ぶことで、心や感情のヒーリング、および遠隔ヒーリングができる。
レイキ3(サード・ディグリー):マスター・シンボルとマントラを学ぶことで、高次元のエネルギーにつながることができ、魂への働きかけや深い瞑想ができる。
レイキ4(ティーチャーズ・ディグリー):他の人のレイキのチャンネル開く方法を学ぶことで、他の人にレイキを伝授できる。
それぞれの講座を受けるのに必要な時間や金額、また講座と講座の間に必要な時間や条件は、それぞれの流派や教えるマスターによって違いがあります。
どれが正しくて、どれが間違いと、一概に言えることではありません。
その判断基準についても、それぞれのマスターが独自の見解を持っていますので、その話を聞いた上で、受ける人自身が判断することをお勧めします。
なお、上記は西洋レイキの講習ですが、日本で伝統的に行われてきたレイキを引き継いでいる人たちもいて、そこではまた違う段階や講習があります。
その講習を行っている直傳靈氣研究会のサイトから、その内容を書き出してみましょう。(直傳靈氣:一般の人が伝統的な日本の靈氣を学べる唯一の団体)
1日目:前期1 3時間
2日目:前期2,前期3 6時間
3日目:後期1,後期2 6時間
3日間で87,550円となっています。(2014年9月30日現在)
なお、このあとの指導者養成コースは、「師範格認定コース」「師範認定コース」となっているそうです。(「直傳靈氣」p.24より)
西洋レイキとの対比では、以下のようになるようです。
レベル1≒前期1,2
レベル2≒前期3,後期1,2
レベル3≒師範各養成
レベル4≒師範養成
(「直傳靈氣」p.25より)
直傳靈氣では、原則として西洋レイキとは別物だとしています。
しかしその流れからして、レイキそのものは同じだと思います。(これもまた、それぞれの判断だと思いますが。)
ただ直傳靈氣は、レイキの発祥に立ち返って、代替療法、つまり病気や怪我の治療としてレイキを行うことを目指しています。
西洋レイキは、その始まりであるハワイでの伝授の時から、治療という目的を捨て、ヒーリング(癒し)として伝えられてきました。
これは現代の日本と同様に、代替療法とするには法律の壁があったからだろうと思われます。
そういう意味で、治療という目的を捨てた西洋レイキと、それを目的とした直傳靈氣は異なるという見解は理解できます。
しかし西洋レイキであっても、表立っては言わないものの、病気治療に使える技術を教えるところもあります。
このようにレイキは、様々な流派があって、それぞれのマスターに考え方の違いがあります。
どれが正しいと一概には言えませんので、それぞれ受講される方が判断してくださいますようお願いします。