腰や背中の痛みへのレイキ

私(赤木)が友人に対して行ったレイキの実例を紹介します。

友人は、腰や背中に慢性的な痛みがあり、椅子に長時間座ることや、同じ姿勢で寝ていることが困難だったそうです。

そういった主訴を聞いて、以下のように施術しました。

 

●施術内容

・1回目:2014年6月27日(金)19:45~21:30 (1時間45分)
 基本12ポジション(※1)+足の手当て,腰と背中の手当て

・2回目:2014年7月5日(土)19:15~21:15 (2時間)
 基本12ポジション(※1),背面(背中,腰,足)の手当て

・3回目:2014年7月21日(月)19:30~21:00 (1時間30分)
 背面(背中,腰,足)の手当て(お尻からヒザまでを重点的に)

・4回目:2014年7月30日(水)19:45~21:15(1時間30分)
 背面(背中,腰,足,足裏)の手当て,前面脇腹の手当て

・5回目:2014年8月6日(水)19:40~21:10(1時間30分)
 背面(背中,腰,足,足裏)の手当て,前面脇腹の手当て

※1:西洋レイキで手を当てるスタンダードポジションとして、効果的とされる12のポジション。(頭部、体前面、体背面に、それぞれ4ヶ所ずつある。)

 

●経過

1回目では腰に強いヒビキ(※2)を感じました。それで、腰を重点的にレイキをしました。

2回目は、腰よりもむしろ太ももあたりに強いヒビキを感じました。腰や背中に痛みが出てきているのは、足からきているのではないかと、何となく感じました。

2回ほど施術した後、以前よりも格段に調子が良くなったとのことで、さらにレイキを続けることになりました。

3回目では、背面のお尻から膝にかけて重点的にレイキをしました。この3回の施術で、腰痛や背中痛は完治したと感じられたようです。

4回目のときは、背中や腰の痛みはほぼ完治したということでしたが、やってみるとまだヒビキがあるので、前半は背中から足にかけて背面をレイキしました。

特に足首で強いヒビキを感じたため、足首と足裏にも重点的にレイキをしました。

また、運動中に痛めた脇腹痛が気になるとのことで、後半は脇腹に対してレイキを行いました。

5回目も、本人は痛みを感じないと言うものの、背面や脇腹にヒビキがあるので、そこを重点的にレイキしました。

※2:レイキをするときに施術者の手に感じる特別な感覚。熱を感じる熱感やビリビリ感など。ビリビリ、ジンジンなどのしびれたような感覚と、それが先鋭化したような痛みの感覚もあります。このヒビキによって、施術者は身体の悪い部分がわかります。

 

●感想

名前(ペンネーム):すこたい
私は現在タイ在住ですが、訪タイ以後慢性的な腰痛、背中痛が続いておりました。
当初は酷くなるたびにタイの古式マッサージ等を利用していたのですが、解消されるのは一瞬だけでまたしばらくすると痛くなるという繰り返しでした。

そして、徐々に悪化し2年ほど前からは5分以上歩くのも苦労するようになり、歩く機会が少しづつ減っていくほどでした。

そのような状況の中で今年(2014年)5月頃からはさらに状況が酷くなりました。
マッサージへ行くと施術の方が「ひどい凝りだね。カチンカチンに硬いよ。カー。」って言われました。
確かに腰を前後左右に傾けたり、少しひねるだけでも痛みが・・・という状況です。

そこで、本格的な治療ということでまずは東洋医学のクリニックへ2ヶ月弱通ったのですが、悪化を食い止めることはできたものの痛みの改善までには至っていないという状況でした。

丁度その頃赤木さんがレイキを受講すると仰っていました。
正直なところそれを聞いた僕の印象は、「胡散臭そう」というイメージでした。
なので「では、レイキで僕の腰が良くなったら信じますよ。」とお答えしました。

そして、赤木さんがレイキを体得された後、レイキのヒーリングをしていただきました。
本当に手を当てるだけの行為でした。
手を当てて頂いていると「気」が送られてくるのか、少しづつ体が温まってくるような感覚になります。
一回あたり1.5時間程度やって頂いていたのですが、終わった直後から劇的に変化するということはありません。
先ほど書いたように「体が温かいなあ」という程度の感覚です。

大体そのようなヒーリングを週一回合計4、5回やっていただいておりました。

そして、今は腰、背中の痛みはほとんど「無い」のです。
最近まで悩まされ続けていた痛みが嘘のようになくなりました。

赤木さんのレイキを行って頂いていた期間は先程のクリニックにも通っていませんでしたので、痛みがなくなった原因は「レイキのおかげ」と考えるしかありません。

今では、レイキの力は本当にあるのだと信じております。

赤木さん。ありがとうございました。

癒しの現代霊気法

book20141005

[土井裕/元就出版社]

消滅したと思われていた臼井霊気療法学会に入会し、西洋レイキだけでなく日本伝統の靈氣も学ばれた土井裕(どい・ひろし)氏が、両者を統合して新しいレイキとして始められたのが、現代レイキになります。

現代レイキについての詳細は、現代霊気ヒーリング協会およびNPO法人現代レイキの会のWEBサイトをご覧ください。

 

この本では、創始者の臼井甕男(うすい・みかお)氏の考えが、随所に書かれています。

臼井先生は「宇宙間に存在するものは、ことごとく霊気を保有している」といわれ、「すべての存在の根源である宇宙エネルギー」を「霊気」と名づけられました。それは「高次元の存在」から発せられる「愛の波動」であり、かつ純粋な「光」のことでもあります。」(p.20)

次に「霊気法」というのは「宇宙エネルギーであり愛の波動である霊気」とつながることにより、自分がその通路となって見たもの、出会ったもの、触れたもののすべてを癒していくヒーリングテクニックです。「自分が霊気の通路になる」ということは、宇宙の意識、宇宙のリズムと一体化して、愛の波動をそのまま受信し、さらにそのまま伝えられるようクリアな自己に高めていくことでもあります。」(p.21)

このように言って、レイキとは宇宙の根本である波動のことであり、霊気法とは、その波動につながることだと示しています。

 

そして、いろいろと研鑽を重ねられた結果、「人生の究極の目的は、安心立命を得ることにある」という結論に到達されました。安心立命は辞書に「天命を知って心を安んじ、物ごとにこだわらないこと」とあり、天命とは「人の力ではどうにもならない運命」と解説してあります。すなわち、「人間として精一杯努力することは必要であるけれども、その後の、人の力でどうにもならないことについては天に任せて、一切思い煩うことのない安らかな心境を獲得する」ということで、これが臼井先生の第一の悟り(最初の悟り)といわれているものです。」(p.44)

レイキを単に治療法だと解釈すると、その本当の目的がわからなくなります。

もちろん治療法として有効だったことも確かですが、それは単に手段に過ぎないのです。

先生がとくに厳しく教えられたことは、「大宇宙の自然法則と、小宇宙である自分との精神が常に統一され、一体とならなければならない」ということです。すなわち自らが体得された悟りの境地である「宇宙即我、我即宇宙」の教えです。また「宇宙全体が私の内に存在し、宇宙の内に私が在る」「私の内に光明が存在し、光明の内に私が在る」とも教えられたと伝えられます。いずれも、宇宙との一体化を伝えようとしておられます。」(p.151)

 

病気の原因の多くに、ストレスが絡んでいます。ストレスとは、心身の過剰な緊張です。

レイキは、そのストレスに働きかけるものです。そしてストレスを無くすということは、その人の生き方を変えることになるのです。

リラックスを阻むのは恐れであり、悲しみであり、怒りでもあります。これらは自己防衛本能から必ず過緊張を伴います。そこには、自分は大宇宙から生かされており、大宇宙に導かれているという自覚の欠如がみられます。
 究極のリラックスを得るためには大宇宙を信じ、すべてを大宇宙に任せてしまうことが必要で、あわせて宇宙のリズムと常に響き合う日常を獲得することです。すなわち臼井先生が到達された「宇宙の霊気と体内の霊気が共振共鳴し、宇宙即我、我即宇宙の一体感を達成する」境地を得ることにあります。」(p.176)

だから五戒に示されているように、今日1日だけは、怒るな、心配するな、感謝して、業を励め、人に親切に、と言うのです。

これがレイキ的な生き方であるし、その目的は「宇宙即我、我即宇宙」の悟りにあるのです。

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