レイキは、日本発祥の手当て療法です。
創始者は臼井甕男(うすい・みかお)氏で、1922年(大正11年)から臼井靈氣療法として、病気や怪我の治療を行ってきました。
その後、臼井霊気療法学会を設立し、レイキの普及を行ってきました。
このように、代替療法として始まったレイキですが、その後、日本の敗戦という事情もあり、代替療法は鍼灸あんまなど、一部に制限されることになりました。
そのため法律上、レイキによって治療を行うというと表現することは禁じられています。
臼井霊気療法学会は今も存在しますが、固く門戸を閉ざして、設立時のレイキを普及するという理念はなくなってしまったようです。
その代わり、海外から逆輸入されたレイキ(西洋レイキ)が、1980年台になって日本に再上陸し、広まっているという状況です。
こういう事情があるため、本来は靈氣(霊気)と漢字で表記されたものが、REIKIとかレイキと書かれるようになったのです。
漢字で「霊気」と書くことから、霊的なものを想像し、何やらおどろおどろしいものと考える人がいますが、これは誤りです。
霊の旧字体は靈で、雨が落ちる様子を表す象形文字だそうです。
農業に最も大切な天からの恵みである雨、それを受ける器(口を3つ並べたもの)、その下に神事を司る巫(みこ)という字を加えて靈なのです。(「直傳靈氣」p.20より)
つまりレイキは、天からの恵みである気という意味にもなります。
また霊という字は、霊魂にも使われますが、他にも霊峰富士だとか霊長類のように、優れたものを意味する言葉です。
したがって、「霊=幽霊」のように考えて恐れるのではなく、「素晴らしい気」というように考えてください。
またレイキは、何か特殊なことをしなければ使えないものではなく、人が本来持っている能力であると言います。
つまり、誰でも自然と手から気が出ていて、その自然な気をレイキと呼んでいるに過ぎないのです。
人の身体は気を通すパイプのようになっているのですが、それが何らかの理由で詰まってしまっている。
その詰まりを取り除けば、本来の能力が取り戻せるというわけです。
レイキでは、その詰まりを取り除くことを靈授とかアチューンメントと言います。
マスターからそれを受けることで、誰でもレイキを出す能力を身につけることができ、それは一生、変わらないと言われています。
レイキの特徴を、国際レイキ普及協会のサイトから引用しましょう。
1.誰でも簡単に身に付けられる(才能や資質に左右されない)
2.効果が実感でき、人生を大きく変える宇宙エネルギーの活用法
3.実践・継続が簡単で、手軽に続けられる
4.研究・実践を重ねれば重ねる程、それに応えてくれる奥深さを併せ持っている魅力的なテクニック
このような魅力的な技術がレイキなのです。