タイ人にレイキを受けてもらいました

ソンクラーン(タイ正月)中に妻の実家へ行ったので、そこで妻の家族や親戚の方に、レイキを受けてもらいました。

妻の実家は、タイ東北部のいわゆるイサン地方にあります。バンコクとは比べものにならないど田舎です。

東屋

 写真は、妻の親戚たちの家がある小集落の中庭に立つ東屋(あずまや)です。ここが一緒に食事をする場だったり、井戸端会議をする場だったりします。

まあ島根県の私の実家も、似たようなものですけどね。特に私が生まれた昭和30年代、そして40年代くらいは。

 

妻の家族たちは、イサン地方独特のイサン語を話します。標準語のタイ語とは、単語やイントネーションにかなり違いがあります。

なのでいろいろと苦労はあったのですが、苦労話は別のブログ記事「タイ人へのレイキ」に書いたので、そちらをご覧ください。

ここでは、それぞれの方にどのような施術をしたのか、詳細に記録しておきます。

 

●おじさんへのレイキ

・2015年4月13日(月)12:00~12:05

左奥歯が痛い(おそらく歯槽膿漏)ということで、椅子に座ってもらい、左手をすぼめるようにして頬の上からあてがい、約5分間レイキした。

感想「ジンジンした。レーザーみたいだ。良かった。」

※感想は、イサン語などで話された内容を、聞き取れた範囲で理解したものを、私が日本語に翻訳しました。

 

●おばあさんへのレイキ

・2015年4月13日(月)17:00~17:30

左膝が痛いとのことで、両手で膝を挟むようにしてレイキした。

・2015年4月14日(火)9:30~10:00

右手を膝頭に乗せるようにしてレイキした。

・2015年4月15日(水)9:00~9:30

膝痛は治ったが腰(背中側)が痛いとのことで、となりに座って右手を腰に当ててレイキした。

・2015年4月15日(水)11:00~12:00

腰だけでなく左体側の腰からももにかけて痛いとのことで、横になってもらって、腰と左股関節からももにかけて足の外側をレイキした。

・2015年4月16日(木)11:30~12:00

横になってもらって、腰と左股関節からももにかけて足の外側をレイキした。

 

感想「膝痛はなくなった。(その後、レイキ中に)内部がチクチクと刺されるような痛みがある。(好転反応と伝える。)良かった。ありがとう。

 

●お義母さんへのレイキ

・2015年4月14日(火)10:00~10:30

首筋(背面)と右肩口から右肘あたりにかけての二の腕が痛くて、前夜は眠れないほどだったとのことで、首筋を背後から、それと右二の腕をレイキした。

・2015年4月15日(水)10:30~11:00

首筋を背後から、それと右二の腕をレイキした。

・2015年4月15日(水)14:00~14:30

首筋を背後から、それと右二の腕をレイキした。

・2015年4月16日(木)10:45~11:15

首筋を背後から、それと右二の腕をレイキした。

感想としては特にもらえなかったが、2回目から喜んで積極的に受けてくれ、3回目のときにはウトウトされるなど、気持ちいいのだろうなあと感じた。

 

●近所のおばあさんへのレイキ

・2015年4月15日(水)14:30~15:00

前頭部が痛いとのことで、頭を前後から挟むようにレイキした。

感想「良くなった。ありがとう。

 

明らかな反応は、おじさんがレーザーのようなものを感じたことと、おばあさんが膝痛がなくなったこと、そして好転反応と思われる痛みを施術中に感じたことです。

近所のおばあさんも、おそらく頭痛が軽減したものと思われます。

お義母さんは、頚椎の椎間板ヘルニア手術を受けており、まだ首を回せないという状況です。その影響もあってか、おそらく首での神経圧迫が原因で、右腕痛が起きていると思われました。

私の手には、ズキズキと刺すような痛みがヒビキとして感じられ、それが強まったり弱まったりを繰り返してましたが、消えることはありませんでした。

ただ、レイキを受けることで気持ち良さを感じてもらえたことは確かなようです。

This is 靈氣

book20150410[フランク・アジャバ・ペッター/高丸悦子訳/BABジャパン]

独自に進化をした西洋レイキは、著者のフランク氏などを通じて日本に根を下ろしました。

一方、フランク氏は、REIKIのルーツを探ることに情熱を捧げました。そして靈氣と出会うことになったのです。

この本は、フランク氏の靈氣への愛情が作り上げたレイキの歴史、ルーツを解き明かす、靈氣の集大成なのです。

 

すでに消滅したと思われていた臼井靈氣療法学会がまだ存続していたこと、そしてその会長を務められた小川二三男氏小山君子氏へのインタビューも載っています。

学会の会員について小山先生はこう語った「会員ひとりひとりが人格を形成し心を浄化すべく努力しています。健康を保つためによく養生をし、正しく食べ、よく眠ることを心がけているのです。日々自己靈氣をかけます。靈氣は体中どこにでも効き、免疫力を高めます。内臓の働きを活発化し、新しい細胞の生成を促進するので、医療や手術に頼る必要がなくなります」」(p.56 – 57)

 

また著者のフランク氏は、直傳靈氣山口千代子氏およびご子息の忠夫氏にも学び、今は直傳靈氣の大師範となられたばかりか、代表代行として直傳靈氣の普及に努めておられます。

西洋レイキと伝統のレイキとの大きな違いは、病腺(びょうせん)(※)にあると言われます。そのことも、本書で詳しく取り上げられています。

病腺は千代子先生が最も訴えたい靈氣の秘術だった。
「手を置いてください、何か感じますか?」
脈拍と強いピリピリ感を覚えた。急にこんなことを聞いてみたくなった。
「先生は靈氣をかけている間、何を感じていますか?」
「愛ですね」
(中略)
「私は施術に出かけてバスに乗ることがあります。バス停で辛そうにしている人に出会うと、靈氣で癒してあげたくなります」
それが答えだった。
「患者さんとあなたにとって一番心地よいやり方を探してください。ご自分の腎臓にかけるなら、手のひらを背中に当てるのは都合が悪いですね。そういう時は手の甲でもいいんですよ」
 それから千代子先生はおもむろに、ひとりの生徒の両足を軽打し、さすり始めた。
「うっ血していると感じたら、マッサージするとか軽く叩いてあげるとか指圧を加えるといいですよ。そうすれば、靈氣が深く入ります」」(p.126 – 127)

※このブログでは、ここでいう病腺のことをヒビキという言葉で説明しています。

 

また、臼井靈氣療法学会に伝わる「臼井靈氣療法必携」という冊子は、創始者の臼井甕男氏が弟子たちに残した書物として貴重です。その内容も、この本の中に記載されています。

心霊的な療法と言うこともできますが、物質的療法(身体による癒し)と言ってもかまわないでしょう。なぜなら、施術者の身体中から氣と光が放射するからです。特に眼、口、手から多く発します。ですから、患部を二、三分の間凝視するか、呼気を吹きかけるか、手で撫でたりしていますと、歯痛、頭痛、胃腸病、神経痛、乳腺症、打ち身、切り傷、火傷、その他の腫れや痛みなどはたちどころに痛みが去り、腫れがひきます。ただし、慢性疾患についてはそうもいきません。何回かの治療を要しますが、それでも一回の治療で効果が現れます。」(p.78)

どんな病気でも効果がある。そう臼井氏は断言しています。

 

レイキの歴史について、レイキの技術について、フランク氏が足で調べた貴重な情報が満載の本となっています。

「この本は、僕がレイキに捧げるラブソングだ」と、本の帯にフランク氏の言葉が書かれています。

レイキを愛する者として、フランク氏の愛情のこもったこの本を、同じレイキを学ぶ人たちにお勧めします。

 

アレルギー性のヒビが治った

一時帰国で東京へ行った時、参加者の1人にレイキをしてあげました。

右手中指の腹側の真ん中辺りに、長さ2cm弱くらいのヒビが入っていました。

アレルギー性のものだと本人は言います。

それで私のレイキをやってみてほしいと依頼されたのです。

 

患部が私の手の中心に来るようにして、その方の手を上下から挟んでレイキをしました。

レイキについての説明をしながら、ほんの5分弱だったでしょう。

それで治るとも思っていませんでしたが、レイキの体験ということでしてあげました。

 

ところがその数日後、その方からメールをいただきました。

先日はどうもありがとうございました。赤木さんのレイキでアレルギーの指はすっかり綺麗になりました!

これには私が驚きました。それで、確認のメールを送ったのです。

アレルギーの指がすっかり綺麗になったのですか?
それ、本当ですか?

レイキの効果は確信しているものの、実際に病気や怪我がどの程度治るかは、それぞれ差があります。

また、施術がたったの5分でしたから、怪我したばかりの切り傷などならいざしらず、アレルギー性のヒビが治るとは思わなかったのです。

その方から、さらに詳細な説明が届きました。

本当ですよ。ありがとうございました!
レイキをしていただいた当日は変化はなかったのですが2日目から傷口が割れていたのが修復しはじめ、今はもうほとんど完治していますよ。

 

これには本当に「ワーオ!」と叫んでしまいましたよ。

レイキってすごいですね。改めて、その効果に驚かされました。

 

実はこの前にも、レイキの効果を実感する出来事がありました。

それはソフトボール大会の最中で、ある人が足をつって倒れこんだのです。

右の太ももがつったらしく、助けてもらって伸ばしたり縮めたりしましたが、その痛みが取れないとのこと。

それで倒れて痛みに耐えているその人のところへ行って、「レイキをしてみましょうか?」と申し出たのです。

最初は、何か変なことをされるんじゃないかとの不安から、その人は私の申し出を断られました。

しかし、時間がたっても痛みが引かないので、ついには受けてみることにしたのです。

その人に横を向いてもらい、私は太ももの裏側に両手を当てて、レイキがどのようなものかを説明し始めました。左手にはバッティンググラブをはめたままです。

話をしながら、これも5分も経たないころ、その人が突然こう言いました。

あれっ?痛みがなくなっている。何しました?

何をしたと言いわれても、見ての通り手を当てただけですよ。本当に大丈夫ですか?

いやー、びっくり! 本当に痛くない。

おそらくそれで完治したわけではないでしょうけど、レイキで痛みがなくなるのは、よくあることなんですよね。

 

そんな会話をして、施術を終えました。

このときもやはり、「レイキってすごーい!」と思いました。

これだけ効果のあるレイキを、多くの人に役立ててあげたい。今は、そういう思いを強くしています。