直傳靈氣

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book20140914-2

[山口忠夫/BABジャパン]

レイキを始めた臼井甕男氏から続く日本の伝統的なレイキの中で、一般の人が学べる唯一のものが、直傳靈氣(じきでんれいき)になります。

その直傳靈氣研究会山口忠夫さんが、西洋レイキではない直傳靈氣について書かれた本です。

 

臼井氏が創設した臼井靈氣療法学会は、現在も存在しています。

しかし、門戸を固く閉ざしているため、一般の人はそこで学ぶことができません。

臼井氏から霊授を受けた林忠次郎氏は、ハワイの日系二世、高田はわよさんにレイキを伝えました。それが西洋レイキとなって、世界中に広まりました。

その林氏から霊授を受けたある日本人が、65年以上に渡ってしっかりとそのレイキを守っていました。

その方が山口千代子さん(2003年8月19日逝去)で、著者の山口忠夫さんのお母様になります。

ですから直傳靈氣では、林忠次郎氏がやっていた通りのレイキを、そのまま学ぶことができるのです。

 

伝統的なレイキは、もともと代替医療として行われていたものです。したがって直傳靈氣も、病気や怪我を治すということに重きを置いています。

しかし、靈氣療法の草創期において、靈氣はあくまでも治療を主眼にしたものでありました。現在の日本の法律上、医師や鍼灸師などの国家資格を持たない者が「治療」を標榜することはできませんが、それはそれとして、靈氣に治療効果があることに関しては、65年以上靈氣を実践してきた母・千代子がその生き証人だったといえます。」(p.54 – 55)

したがって直傳靈氣では、病腺(びょうせん)という「病気の原因となる筋肉のシコリやコリ」を探るということが行われます。

病腺「血液やリンパ液が滞ることで起こ」るそうで、それが悪化すると病気になると考えられています。

一番多いのは、まず腎臓のあるあたりに病腺が発生し、それが肩胛骨(けんこうこつ)の内側→肩→ワキの下→首→全身の関節へと広がっていくパターンです。」(p.88)

病腺の種類は「温感」「熱い温感」「ピリピリ感」「響き」「痛み」という5つの段階として感知されると言います。

 

今、海外では、癒しだけの西洋レイキで物足りなさを感じているマスターたちが、日本の伝統的な靈氣を学びたいということで、直傳靈氣を習得しているそうです。

日本発祥のレイキが海外に伝わり、逆輸入される形で日本でも広まりましたが、再び日本から靈氣として輸出する時代になったのです。

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