[橋本豪/マキノ出版]
自らガンを克服した医師が、ガンを治すための本を出版されました。その中にレイキ療法も紹介されていたので、ここで紹介したいと思います。
「私は精神的な安定を求めて、さまざまな治療法の情報収集に務めました。
まずとり入れたのは「レイキ療法」です。レイキとは、人間の体を含む万物すべてがこの世に生み出されるときの宇宙エネルギーのことです。レイキ療法の世界では、私たちは絶えず宇宙エネルギーの流入・循環・流出をくり返すことで、心身の健康を保っていると考えられています。そこで、この宇宙エネルギーの流れをよくすることで、心身をすこやかにしようとするのがレイキ療法です。
多くのハンドヒーリングが自分自身のエネルギーを与えて相手を元気にしようとするのに対し、レイキ療法では宇宙のエネルギーを体内にとり入れるので、施術者がエネルギーを奪われることはありません。施術者は宇宙エネルギーの通過口にすぎず、自分の体にも宇宙のエネルギーを通すことで、施術者自身も流れがよくなるという特徴があります。」(p.48 – 49)
宇宙エネルギーによって心身の健康を保つ。そういうものとして、レイキ療法を紹介しておられます。
「またレイキ療法では、いくつかの言葉を唱えることでエネルギーを高めるという手法を用いています。これらの言葉は脳にインプットされやすく、その心地よい響きが免疫力(体内に病原体が侵入しても発病を抑える力)を高める引き金になるのではないかと考えられています。」(p.49)
これは西洋レイキのレベル2やレベル3で習うシンボルとマントラのことを指しています。これらが脳の働きを活性化させ、免疫力が高まるのではないかと推測しておられるのですね。
「実際に、コーヒーを二つ並べて、一つには手でエネルギーを当て、もう一つは何もしない状態で飲み比べてみると、明らかに味が変わっていることがわかりました。エネルギーを当てたほうがまろやかでおいしいのです。そんな体験もあって、私はレイキ療法をやってみようと思いました。」(p.49 – 50)
物理が好きだったという橋本氏は、こういう実証的な方法でレイキの力を信じられたようです。
「結果的に、レイキ療法は精神的不安定を立て直す手段の一つとしてとても役立ったと思います。私はやり方を教えてもらって、腫瘍のあるおなかにエネルギーを当てることと、朝陽や星空に向かってレイキの言葉を唱えながら免疫力を高めることを実践しました。すると、しだいに体が温かくなってきて、気持ちが落ち着くのを感じました。脳にα波が出るのだと思います。さらに続けていくと、手がビリビリしてくるのを感じるようになりました。まるで、ものすごく元気な大木の横を通ったときのような、満ちあふれるエネルギーを浴びたような感覚です。指の先までビリビリと感じるということは、やはり通りがよくなっているのかもしれません。」(p.50)
このように、レイキ療法の効果を実感されたようです。
ガンの治療にレイキ療法を取り入れる。それがこれからの主流になるかもしれませんね。