レイキと気功の違い

※まず、「ナチュラル・レイキ」が何かをご存じない方は、この前の「ナチュラル・レイキとは」「レイキが流れるパイプ」を先にご覧くださいね。

 

「レイキって何ですか?」と尋ねられることがよくあります。そんな時、私はこう答えます。「気功のようなものですよ。」なぜこう答えるかというと、日本では気功がよく知られているからです。手から気を出して、様々なことをするイメージがありますよね。

ただ、その後でこう付け加えます。「気功との違いとして、「出す」か「出る」かということがあります。気功は意図的に気を出すのですが、レイキは勝手に気が出るのです。」

この「出す」「出る」の違いは、実に大きな違いを生みます。たとえば、意図的に出さないから、相手を傷つけることがありません。気功では、気によって人をふっ飛ばしたりもしますが、レイキではそういうことはありません。そして相手を傷つけないから反発を受けず、自分が傷つくこともありません

また、勝手に「出る」ものですから、意識を集中する必要もありません。集中する必要がないから、「ながら」ができます。テレビを観ながら、本を読みながら、おしゃべりしながら・・・、ということがレイキはできるのです。

また勝手に出るものですから、特に訓練の必要がありません。人間の本能であり、自然なエネルギーなので、訓練がいるということの方がおかしいのです。特別な技術が必要ないというのがレイキの特徴です。

ただしそうは言っても、赤ちゃんがいきなり歩けないように、レイキもある程度のレイキが出るようにならないと、なかなか効果が出てきません。では、そのために何をするのか? 赤ちゃんと同じです。歩こうとすることであり、歩くことです。レイキも、レイキをしようとすることと、レイキをすることが大事なのです。

レイキは、身体の外にある気(宇宙の気とも言えます)が身体の中のパイプを通って、手などから流れ出ます。このことは、レイキをすれば自分の身体の中を宇宙の気が流れることを意味します。つまり、レイキをすればするほど、自分が癒やされるのです。内部の気を使えば、枯渇して疲れてしまうということもあるでしょう。でもレイキでは、すればするほど元気になります。

このように、レイキには非常に多くのメリットがあります。誰でもできますから、子どもから老人まで行えます。また、体調が悪い時でも、レイキをすることができます。自然なエネルギーですから、対象が妊婦さんだったり、赤ちゃんだったり、寝たきりのご老人だったりしてもOKです。

アメリカやヨーロッパでは、レイキは社会に認知されています。気功を知っている人は少ないけど、レイキを知っている人はとても多いのです。ですから欧米人に対しては、気功との比較で説明することはありません。気功と比べて説明するのは、対象が日本人だからですね。

レイキが流れるパイプ

※まず、「ナチュラル・レイキ」が何かをご存じない方は、この前の「ナチュラル・レイキとは」を先にご覧くださいね。

 

レイキでは、私たち人間には本来、レイキが通る「パイプ」があるという話をします。この例え話は秀逸で、いろいろなことをよく説明できると、私も感じています。

つまり、レイキは私たちの中から作り出されるエネルギーではなく、いわば宇宙のエネルギーが、私たちの中にあるパイプを通って相手の身体に流れるだけだと言うのです。

気功をされている方は、「それは外気功のことですね」と言われることもあります。これが完全に同じとは思わないのですが、要は身体の外にある気を取り込んで流すという意味では同じと言えます。

 

そこで、ではどうすればもっとたくさんの気を流すことができるのか、ということが問題になります。そのとき、「パイプ」があるという例を使うと、パイプが汚れていて詰まりがあったり、パイプそのものが細ければ、レイキが流れにくいですねという説明ができます。

 

ではまず、「パイプが汚れている」とは、どういう状態なのでしょうか?

人は本来、レイキが流れるようになっています。自然なエネルギーだし、それを流すための「手当て」が本能として与えられているのですから。それでも流れにくくなっているのは、パイプに汚れが溜まって詰まっているからだと言えます。

なぜ汚れが溜まるかは、諸説あります。ストレスが溜まる生活が原因という話もあれば、使わないから錆びたのだという話もあります。私もこれについては、何が原因かを特定することはできません。

ただ、その汚れを落とす方法は明確です。水道のパイプの汚れと同様です。そう、水(レイキ)を大量に流せばいいのです。そうすれば、その汚れとともにパイプをレイキが流れ、詰まりを取ってくれます。

もちろん、水道管の場合は、水では溶けない汚れもあるので、洗剤などが必要になることもあります。しかしレイキのパイプは、基本的にレイキしか流れませんから、レイキを流す他ないのです。

 

次に、パイプをレイキが流れるようになったとしても、「パイプが細くてレイキが少ししか’流れない」という問題はどうでしょう? 何とかパイプを太くできればいいのですが・・・

これは、水道管ではうまく説明できません。そもそも水道管なら、取り替える以外に太くする方法はありませんから。でも、血管と考えてみたらどうでしょう? 血管なら柔軟性があるので、よりたくさんの血が流れれば、血管は太くなっていきます。

レイキもまた同じように考えられます。つまり、よりたくさんのレイキを流せば、パイプもまた太くなるのです。

 

つまりどちらの場合も、たくさんの量のレイキを流しさえすれば改善されるということなのです。

では、どうすればよりたくさんのレイキを流すことができるのでしょう? ここでもいろいろ意見はあると思いますが、私は次のことがその順番通りに効果があると感じています。

1.他の人にレイキをしてあげる
2.自分自身にレイキをする
3.クリーン・アップ・パイプ(霊授,アチューンメント)を受ける
4.発霊法を行う

ここではその理由を解説しませんが、要はレイキをすればするほどパイプは太くなるということなのです。レイキを流せば流すほど、パイプが太くなって、レイキが流れやすくなるのですね。

 

上記のことを念頭に、「ナチュラル・レイキ」では「レイキを流す」ことを主眼とした講座を行っています。そもそもすべての人に備わった本能なのですから、何ら特別なことではありません。歩けるのが当たり前のように、レイキができるのも当たり前なのです。