レイキでアルファ波が出る

最近読んだ本で、難病の治療として手当てを使った例が紹介されていました。厳密に言うとアチューンメント(霊授)を受けたレイキではありませんが、私は実質的なレイキだと感じました。著者は「食といのちを守る会」代表の青木紀代美さんです。

他のブログで紹介していますので、そちらもご覧ください。

(画像をクリックするとリンク先へ飛びます。)

 

青木さんの手当て療法の体験は、「(第五章)手を当てる」に書かれています。ここから重要な部分を引用してみましょう。(引用文の中の太字は私の編集です。)

配送員の高橋さんは、奥さんがお子さんを連れて出て行ってから酒浸りになり、肝臓をやられてしまっていました。その高橋さんが事務所に来て悪態をついていて、メンバーは困り果てていたのです。

その知らせを受けた青木さんは、放っても置けずに事務所にやってきて、高橋さんの面倒を見ることになります。

「……高橋さん、ご無沙汰しています。体調がお悪いと聞いてやってきました」
横になっていた高橋さんはむっくり起きました。
見ると、顔が黄みがかった土色で、むくんでいます。腹水がたまっているのか、おなかはパンパンに膨れていました。
「どうしました? どんな具合ですか?」
「見たとおりだよ」
「おなかが大きいようですが、それ、腹水ですか?」
「そうだよ、もう治らないってさ。入院しろっていわれたけど、治らないのに入院してどうするんだっていって、出てきたんだ」
(p.221)

さてどうしたものか、何かしてあげることはないかしら?
「高橋さん、夜眠れますか?」
私は聞いてみました。
「青木さん、あんた何もわかっちゃいないね、腹水がたまっているというのはね、オオカミの腹に石が入ったようなもので、左を向いて五分、右を向いて五分、そんな具合に夜中じゅうゴロゴロするしかないんだから寝られるわけがないじゃないか。酒でも飲めば寝られるだろうが、今は酒も飲めないんだ、眠れるわけなんてないよ」
それで行くあてもなく、事務所に入り浸っていたのでしょうか。取りつく島もありませんが、だんだん気の毒になってきました。何か、喜ぶとまではいかなくても、気持ちが安らぐようなことはないものかと、思いつくままに話してみました。
「あのね、私の手から電気が出るみたいで、さすってあげるとみんな気持ちいいっていうの。だから高橋さんのおなか、さすりましょうか?」
高橋さんは不思議そうな顔をしています。私はもう一度、聞いてみました。
「高橋さん、さすりましょうか?」
「ああ、さすってくれ」
おなかをさすりはじめても、高橋さんは相変わらずあれこれ悪たれをついています。私の胸の中も、いろいろな思いがくるくると巡ります。
(この人、このまま死んじゃうんじゃないのかしら……)
(p.222-223)

死んだからといって放って置くわけにもいかないので、青木さんは高橋さんに、死んだ場合のこととか尋ねたそうです。墓はどうするのかなど。

そのうち、何もしゃべらなくなりました。
近くにいた事務員さんが「死んじゃったのかしら」と不安げに見ています。「じっとしていられない」といっていた人が、じっとしています。しばらくみんなで途方に暮れていました。一番若いスタッフが「でも、胸が少し動いているみたいです」とささやきます。裸電球の暗い事務所。顔を寄せると、高橋さんがかすかに息をしています。眠っています。
「ああ、驚いた! よかった」
ほっとしたものの、こちらも疲れが一気に出たようです。時計を見ると、もう五時を回っています。
「五時だからみんな帰って。私はもう少しさすってから帰るから」
みんなはそっと部屋を出て行きました。それからまたさすりだして気がつくと夜の七時。四時間ほどさすったことになります。そのあいだ、高橋さんは何もいわずスヤスヤ寝ています。
(p.225)

高橋さんが起きないので、青木さんは置き手紙をして、いったん帰宅しました。食事の支度などをする必要があったのです。夜の9時に事務所に電話をしても誰も出ないので、念のために高橋さんのアパートに電話をしました。すると、高橋さんが電話に出ました。

「おれだよ、おれだよ」
高橋さんです。時刻はちょうど一〇時でした。
「どうしたんですか、高橋さん。私、心配で心配で……」
「うん、手紙見たよ。もう、喉が渇いて喉が渇いて……それで目が覚めたんだ。水道の蛇口からガブガブ水を飲んだ」
「そうだったんですか」
「トイレに行ったら、炭火焼コーヒーのような真っ黒に近いおしっこがドッと出たんだ。水を飲む、またおしっこ、その繰り返し」
「まあ……」
言葉が出ませんでした。
「でもさ、濁ったようなおしっこが、どんどん紅茶のように澄んできた。やたら眠くてしょうがないから、這うようにして家に帰った。そこへ、この電話だ……」
電話の向こうで高橋さんがのんびり話しています。
「高橋さん、すぐ寝てください」
「うん」
「明日もまたしましょうか、あたしの手ってすごいでしょう」
「うん、すごいね。またやってくれ」
それから一〇日間ほどさすりました。
(p.226-227)

高橋さんは、重度の劇症肝炎だったのです。その後で診断した九州大学健康科学センター教授の藤野武彦先生は、以前の診察データと比較して、ものすごく良くなっていることに驚かれたそうです。

私が送ったデータがすごく悪い数値だったので、藤野先生はどんな患者かと心配していたようでした。それが、格段に数値が良くなっているというのです。見た目には、高橋さんはすっかり元気そうです。おなかがパンパンでもなければ、肌色も悪くはありません。
先生は再度、「青木さん、なんかしたでしょう? 漢方薬かなんか飲ませました?」と聞いてきます。そうそう、あれ以来、おなかを一〇日間ほどさすったことをお話しました。先生が「それそれ、それですよ」といって、高橋さんに向かって、
「高橋さん、あなたは青木さんに救われたんですよ。あなたの病気は劇症肝炎です。検査の数値はすさまじいものでした。とても厳しい状態だったんですよ。下手をしたらあっという間に死んでいたかもしれない。ここまで回復したら、病院に行かない手はないでしょう。あなたはいま奥さんがいないらしいから、きちんと食事が摂れないでしょう。大事なのは食事です。今のままじゃどうにもならないから、病院でちゃんと食事を出してもらいなさい。そしてちゃんと点滴を受けて、栄養をしっかり取りなさい。点滴については私が病院にきちんとお願いしますから」
そうして彼は回復しました。
(p.228-229)

レイキでは、西洋医学を否定はしません。ですから、薬を飲んで病気を治すことをダメとは言いません。それぞれに良い点があるので、それを最大限に生かす治療が必要なのだと思います。

弱虫の息子の具合が悪いとき、私はただただ困って、祈るような気持ちで、わけもわからず淳の体をさすっていました。親が子どもをさするのは当たり前。昔からみんなそうやってきました。特別のことではありません。でも他人様(ひとさま)をさすったのは、はじめてでした。
「あたしの手から電気が出るのよ」なんて、子どもだましもいいところです。でもそういったほうが受け入れてもらえそうだと思ったのです。私なりに必死でした。
(p.229-230)

青木さんは、そんな効果があるなんてまったく思っていなかったのですね。ただただ寄り添い、祈るような思いでさすった。これはまさにレイキの本質だと思いました。

こうして青木さんの特別な能力が、他の人に知られることになりました。困っている人から「さすってくれ」と依頼されるようになったのです。青木さんは、自分にできることならと、積極的にさすってあげたそうです。

それぐらいのことでお役に立つのならいいかなと、ついつい引き受けてしまいました。専門知識があるわけではありません。治療しようと思っているわけでもありません。よくわからないけど、困っている人のお役に立つことならと、心をこめてさするようになりました。
さすられているあいだ、多くの人はとにかくよく眠ります。深い眠り。よっぽど疲れているのでしょうか。その人に寄り添って手を当ててさすっているだけですが、相手の方はそれだけで気持ち良さそうです。
(p.230)

治そうと思わずに、たださする(手を当てる)。これはまさにレイキです。そしてレイキの特徴でもある、「眠くなる」という反応が出ています。

青木さんは、映画監督の黒澤明氏をさすってあげたこともあったそうです。また、ホーキング博士の病気として知られるようになった筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者、当時40歳のOさんにも、藤野先生からの依頼で手を当てることになったそうです。

「僕はなんとかあと八年生きたいんです。三人の子どもがいて、一番下が幼稚園、あとの二人は高校生と大学生です。八年すると、下の子が大学生になる。上が社会人になって、下の面倒を見てくれると思います。それまでは死ぬわけにはいきません」
そんな……そんな責任の重さに応えることができるでしょうか?
でも、迷っていても仕方ありません。
「わかりました。全力でやってみます」
何を、どうしたらいいのかわかりません。目の前にいる方のことをあれこれ想像しながら、一生懸命さすりました。三人のお子さん、一緒にいらっしゃった奥さまのこと。建築のお仕事。病いの恐れ。そんなことで私の頭はいっぱいです。一瞬でもいい、ゆったりとしてもらいたい。そう思いながら、ただたださすりつづけました。早ければ二年で人工呼吸器をつけなければならなくなってしまうかもしれない人。その人が笑顔でいられるために、この私に何ができるのでしょうか。
その日から毎週一回、土曜か日曜、ずっと手を当て、さすりつづけました。
(p.234-235)

そして、八年がたちました。
「おめでとうございます。八年たちました。よかったですね」
と語りかけると、彼は「八年って何でしたっけ?」とポカンとしています。説明すると、
「ああ、そんなこといいましたっけね。でもまだ手を当ててください。これからもよろしくお願いします」
それから七年、同じ間隔で手を当てつづけ、やがて月に一度のペースになりました。かれこれ二〇年のお付き合いになります。
(p.235-236)

40歳で出会ったOさんは、大企業を辞めて60歳で独立されたそうです。病気が治ったわけではないようですが、進行が止まっているのでしょう。

Oさんからいわれたことは、私が体をさすると眠くなり、恐怖や不安でコチコチだった頭がゆったりして、いい気持になること。しかし、なぜそうなるのか、私にはさっぱりわかりません。
(p.236)

私の母も、レビー小体型認知症でしたが、私は帰省するたびに母からも請われて、レイキをしてあげました。1回1~2時間を1日に2~3回します。母はよく、気持ち良さそうに眠っていました。

藤野先生は、青木さんの手から何が出ているのかを調べようとして、青木さんに協力を求めました。青木さんが患者さんをさすっているときの、患者さんの脳波や心電図などを測るのです。青木さんは、何の病気か知らされていない患者さん5人を、30分ずつさすったそうです。

しばらくすると患者さんは眠りはじめます。なぜそうなるのかはわかりませんが、私がさすると、皆さん眠くなるのです。やがて、うしろのほうで「おお……」という声が上がりました。計器上に何かの変化があったのでしょうか。「ほう……」という声も聞こえてきます。うしろのことなので、何が起きているのか私にはわかりません。
「おお……」とか「ほう……」という声が気になったので、実験後、あれは何ですかと尋ねました。
「あれはね、青木さんの気がわかった瞬間です。何かというと、今日の患者さんの脳波で一番反応があったのがアルファ波だった。すべての人の針が振り切れるほど、アルファ波の反応が起こりました。つまり患者がいい気持ちになったということです。
治らないかもしれないといわれた患者さんや手術後の患者さんは、ものすごい恐怖で、不安だらけになっています。眠るとか、ゆったりするという気持ちになれず、ベッドで悶々としてしまいます。医者としては、仕方なく安定剤や睡眠薬を使って強引に寝てもらうんだけと……。
患者さんにとっては、リラックスしてなんかいい気持ち、というアルファ波の脳は状態が一番必要なのに、こればっかりは医者の力ではどうにもなりません。しかし青木さんが手を当てると、脳の中でアルファ波を示す針が振り切れるくらいになりました。青木さんの気は、脳内をアルファ波で満たすんです。それが病気を治すときの大切な要素なんです
「そうなんですか? 私はただ体をさすっているだけで、すみません」
「青木さん、あなたが出す気の力はすごいのですよ。
(p.237-238)

レイキをやっていると、行う側も受ける側も、ともに眠くなることが多々あります。これはきっと脳波がアルファ波からシータ波になっているに違いないと、私は思っていました。青木さんの事例によって、レイキがすべてそうだとは言い切れませんが、1つの実証結果になるのではないかと思っています。

またある時、青木さんは、藤野先生からの依頼で、難病の患者さんに手を当てることになったそうです。西洋医学では手の施しようがない病名もない難病です。

息子さんにしてみれば、変なおばさんの登場です。祈祷師でも来たのかと思ったのでしょうか。目を合わせてくれません。
「気を悪くなさらないでください。私はヒーリングができるということでお役に立てればと思って来ました。この手当で少しでも気分がよくなればいいと、知り合いの藤野先生から頼まれましたものですから」
そういって、いつものように足裏を揉むことから始めました。左足に手を当てて、しばらくしてから右足に当て、そしてまた左足に戻ると、私の手に、何かとてもおかしな感覚が伝わってきました
「左側が何か変なんですね」
そういうと、彼はこうつぶやきました。
「そうでしょう、ぼくが左のほうが悪いといっても、誰もそうだといわないんだ、気のせいだと」
少し怒りがこもった言葉でしたが、私への信頼の兆しがちょっぴり見えました。
足の裏から背中へ、一時間ぐらい手を当てました。それが金曜日午後の一回目。夕方五時からもう一度の予定で、お母さまとロビーでお茶を飲んでいると、I先生がニコニコしながら駆け込んできました。
「すごいですね、青木さん、今までびくともしなかった数値が下がりました」
夕刻、もう一度手を当てました。また数値が下がりました。手を当てるたびに下がりました。それまでずっと数値は下がらず、どんな手を打っても変化がなかったそうです。ふつうなら、たとえ下がっても、一旦リバウンドして上がったりまた下がったり、それをくり返してふつうになるそうです。
「青木さんのはリバウンドがない、一直線に下がる」
お医者さんたちがみんな驚いているそうです。ああ、よかった。それを聞いて、私の緊張も少しとけ、心が軽くなりました。
金曜日三回、土曜の朝、昼、晩と三回ずつ、日曜は朝と昼、二回手を当てつづけました。半信半疑の彼に「また来週きます」と告げて帰りました。結局、私は週三日、二年ほど通いました。私が通うようになってから二ヶ月くらいして、彼は大学病院から自宅へ戻されました。自宅といっても、設備の整った病院です。よかった、ひと安心です。
(p.241-243)

こうして難病の青年は、だんだんと回復していきました。その過程で青木さんは、なんと遠隔治療も行ったようです。しかも見よう見まねで。このことからしても、シンボルやマントラを使わなくても遠隔ができる、ということが言えるのだと思っています。

あのころ私は北海道の中札内牛乳のことで飛び回るのに忙しく、でも彼のことがずっと気になっていました。それまで一度もしたことがなかったのですが、思い切って「遠隔」で気を送ることを試してみました。気功をする人は、離れた場所からでも気を送って治療するそうです。遠く隔てた場所から気を送ること、それを遠隔治療と呼ぶことを聞いていました。私にもそれができるといいな、気休めでもいい……と、思い切ってやってみたのです。私に気の力があるかないかはさておき、患者さんはステロイドをたくさん投与されているため鬱っぽくなっているとご両親から聞いていました。ステロイド鬱と呼ぶのだそうです。本人の不安や心配をしっかり聞いて、ただうなずいてあげたかったのです。
「耳に受話器をあてて、片方の手を頭のどこかに置いてください」と伝えてから、目をつぶって気を送りはじめました。毎晩、約束した時間に、電話で気を送りました。
「もし自分の病気が治っても、こんな僕に、できる仕事なんてない」と彼は嘆いています。私はこういいました。
「お医者さまになるのがいいと思います」
「二年のブランクがあるので、医師の国家試験なんてとうてい無理だ。ステロイドの副作用で骨密度が下がると、股関節に金属を入れる手術を受けるらしい。でも九年間ぐらいしかもたないらしい」としょげています。
今度は、股関節を中心にヒーリングをしました。
「つらい病気を乗り越えた人だからこそ、きっといいお医者さまになれますよ。患者さんの求めるようなドクターになれると思います……」
心から、そう思い、そう励ましたました。
数年後、彼は見事に国家試験にパスして、内科医になりました。ステロイド漬けだった体を案じていましたが、結婚し、男の子と女の子のお父さんになりました。
(p.243-244)

遠隔治療も行いながら、西洋医学から見放された難病に対処された青木さん。そしてその結果は、みごとなハッピーエンドでした。

青木さんはその後も、月に10~20人ほどの人の体をさすってあげたそうです。頼まれればすぐに行って、さすってあげたのだとか。

私自身、なぜそんなヒーリングのようなことができるのか、実のところよくわかりません。そういう修行をしたわけでもないし、習ったこともありません。私でお役に立てるのであればどうぞ使ってくださいという感じなので、お礼は遠慮しています。
(p.245)

青木さんは、実に謙虚な方だと思います。仮に習っていなくても、これほど実績を上げておられたら、少しは自慢したくなるものです。この謙虚さが、まさにレイキ的ではあるのですけどね。

もし私の手当てが必要だと思う人が現れたら、私はなんとしてでも伺います。ちょっと具合が悪い程度でも、こちらから行って差し上げるのがいいと思っています。野菜スープの話で書いたように、具合の悪い人にとっては、ちょっとのことでも大変な時があります。そういう場合、こちらが動くことで相手の方が少しでも楽になると、それをはずみに快方に向かうことがあります。経験的に私はそれを知りました。ですから、最初のヒーリングにはなるべくこちらから出向くようにしています。そして、思いっきりその人を認めて、温めます。私にできることは何だろうと考えながら、一緒の時間を過ごします。そのように接すると、相手の方は元気を取り戻していくようです。こういうことは、誰にでもできることだと私は思っています。
(p.246)

ただ寄り添って相手のことを思い、同じ時間を過ごす。こういう誰にでもできることを心をこめて行う。それがまさにレイキなのです。

藤野武彦先生が、サンデー・サイエンスの集まりの場でこういいました。
「人の気には色がある。同じ色の人同士は互いに癒し合える。だけど、色が異なるときはその組み合わせによって癒せる時と癒せない時があるものです。ところが青木さんは、気の色が無色透明だ。きっとあなたは誰に施術しても大丈夫です」
(p.246)

気の色が見えるのかどうかはわかりませんが、私もレイキの気の色は無色透明だと思っています。なぜならレイキは、意図のないエネルギーだからです。相手の自由にさせるエネルギーだから、誰に対しても効果があるのです。

次は、Yさんという乳がん患者さんへの施術例です。手術はしたくないとのことで、青木さんのもとを訪ねられたとか。

足裏から手を当てて彼女の胸まで来たとき、ちょうど赤貝かちょっと大きめの蛤(はまぐり)ぐらいの大きさの何かが、ぴたっと私の手の平に収まります。皮膚の下は、ギザギザの固い貝殻のような感じ。私の手にはそう感じました。
 最初のころ、Yさんに手を当てても、私の手には何の反応も伝わりませんでした。「大したことないのね、手術したくないっていうのがよくわかります。いいと思いますよ、しなくても」なんていっていました。本当にどこかが悪い場合には、私の手にいろいろな反応が起こります。三回手を当てましたが、何もないから大したことはない、もうこれで終わりにしようと思っていました。
 三度目を終えたあと、「青木さんに手を当ててもらって自宅に帰ると、よく眠れます。翌朝、気持ちがいい。それだけでも嬉しいから続けてほしいのです」と電話がありました。
「そう。それなら、どうぞどうぞ」
 四回目、いつものように彼女に横になってもらい、手を当て、足の裏をさすっていると、私の右手に雷が落ちたような、閃光が走ったような痛みが来ました。「あ、痛い! なんだ、これは?」と驚きましたが、しばらく続けるとそれは消えました
 私は誰にでも同じことしかできません。手当てという術を練習したわけではありませんから。足から脚部、そしておなか、胸、背中と回って、手の平でさすり、温める。これだけです。彼女に対しても、同じことです。すると、ふと気づきました。あの固いものが少し柔らかくなっているような感じがします。それを彼女に伝えました。
「胸の固いのが半分消えていますよ」
「そうなんですよ、柔らかいんですよ」と彼女。へぇ、そう。さっき私の手にピカッと来たのは、良くなっているという証拠かもしれない。
 大勢の人に手を当ててわかったのは、触って違和感があると、私の顔のあたりがもやもやして、鼻先に綿あめかクモの糸でもくっついたようにベタベタします。最初は気にもしませんでしたが、具合の悪い人に手を当てると、そういう感覚が残るのです。そのうち筋ジストロフィーをはじめいろいろな重い病いの人に出会うようになったのですが、そういう人に手を当てると、重油のような、ドロっとしたものが私の手から入って腕の付け根まで上がってきます。正体はわかりませんが、そんなものが入ってくるとどうしてよいかわからないので、そのまま三〇分でも一時間でも手をそのまま置いておきます。気長にそれを続けていくと、あのドロッとしたものがふっと消える瞬間が来ます。そこでまた別の場所に移ります。するとまたドロっとしたものが入ってくるので、ああこの人にはまだ悪いところがあるんだなと感じます。そうやって何カ所か手を当てていくうちに、いつしか癒されていくようです。Yさんに触っていて実感しました、「そうか、私の手に来たら、悪いところが治るんだ」と。
 Yさんはとても元気になり、私たちのボランティアメンバーになりました。
(p.249-251)

Yさんの病巣は小さくなり、医者から手術を勧められることもなくなったそうです。青木さんは、手にいろいろ反応があることを言われています。これは日本の伝統的な霊氣では「病腺(びょうせん)」と呼ぶものです。わかりやすく「ヒビキ」と呼んだりもします。

全身に手を当てていくやり方は、西洋レイキのスタンダードポジションみたいですね。ただ、反応があったところに重点的に手を当てるという点は、西洋レイキではイレギュラーです。

そして、顔のあたりがもやもやするとか、ドロッとしたものが腕の付け根まで上がってくると表現されていますが、これは通常の病腺とは違うように感じます。ただ、レイキをされてる方にも、いろいろな感じ方があるのは事実です。たとえば、肩が悪い人で、自分の肩がうずくという方もいらっしゃいました。

いずれにせよ青木さんは、慌てず騒がずじっくり手を当てていらっしゃるのが素晴らしいです。よくあるのは、悪いものを引き受けたと勘違いして、不安になってしまうことです。基本的に相手の悪い気を受けるなどということはないので、安心して手を当て続けることが大事なのです。

昔の人たちが一番つらかったのは、きっと病むことだったと思います。今日のように病院に駆けこめばいいというものではありません。病気は本来、自己治癒力で治すものだと思います。でも自分の力が出し切れないとき、何かの理由で弱っているとき、誰かに少し背中を押してもらうことで治ることもあると思います。私が病気の人に寄り添い、手を当てて体をさするのは、きっとそういうことなのでしょう。もちろん私が治すのではなく、ご本人が自分の力で元気になっていくのです。そのために、私は少し体を温めたり、不安を取り除いたり、その人のいいたいこと、感じていることを「そうか、そうよね」と丸ごと肯定することで、その人は気が楽になり、胸のつかえのようなものも取れて、すーっと快方に向かうきっかけになるのだと思います。
 心が元気になれば、たいていの病気は治るようです。だから、元気がなくなったときは、誰かがそばに寄り添って支えてあげられるといいですね。それが、健康な人の役目ではないでしょうか。
(p.251-252)

相手を自由にさせるのがレイキの基本です。レイキは愛ですから。ですから、「大丈夫だよ、安心していいよ」という思いで行うものです。それはレイキの「五戒」に表れています。

この人はどんな気持ちでいるのだろうか。どうしたら気持ちがほぐれて、リラックスするだろうか、いま何が不満なのだろうか、何がつらいのだろうか、どうしたら嬉しく感じてもらえるだろうか。多少間違っていてもいいから、そういうことをずっと考えます。そうして、相手の気持ちや感情や考えや感覚に添ってみる。添って、添って、ずっと添ってみる。その人が何かいったら「はい、そうですね」「なるほど」と、しっかり共感を伝えます。そうやってその人に添っていくと、ある時点で、その人は「よし」と元気になる意欲が起こってくるのだと思います。
 つまり、全部イエス。間違っていてもいいのです。
「甘いもの食べたい」
「はい、おいしいお菓子を買ってきます」
「喉がかわいた」
「はい、お茶ですか、冷たい水、湯冷ましもありますよ」
「背中が痛い」
「はい、さすりましょう」
 たくさんの「イエス」を与えます。
 王さまや女王さまに仕えるように接します。
(p.253-254)

相手に寄り添うというのは、レイキの基本です。自分がレイキで病気を治してあげるのではなく、ただ相手の自然治癒力が働きやすくなるよう助ける。そしてそれを、ただ待つ。一人では心細いから、一緒に寄り添って待つのです。

相手に共感して聴くという態度は、傾聴法などカウンセリング手法にあります。そういうものも、併用するといいのかもしれませんね。

最後のあらゆることに「イエス」を言うことについては、たしかにそういうやり方もあるのでしょう。青木さんは、看病する時は自分の自由はないと言い切られています。完全に仕えるのです。

そのことで思い出すのは、聖書にある弟ヤコブが兄エソウと仲直りするエピソードです。完全服従の立場に身を落とすことによって、信頼を勝ち得ていきます。どうしてもこの人を救いたいと思った時は、そういう選択肢もあるのだろうと思います。

 

この本に書かれているのは、青木さんが何もよくわからず手当てをされてきたその体験談です。青木さんはとても素直な方のようで、何ら先入観なしに手当てをされ、その感覚を正直に書かれているように思いました。

私はこれを読んで、レイキの本質がここに現れていると感じました。特殊な能力があるとわかってからも、謙虚に寄り添うことだけを心がけておられる点は、本当に素晴らしいと感じました。レイキ施術者はすべて、そうであるべきだと思います。

 

直傳靈氣の師範格を修得しました

2018年1月9日に、直傳靈氣師範格講座を受講し、師範格を修得しました。これにより、直傳靈氣の前期講座を開催することができます。

ほぼ1年前に、「直傳靈氣を修得中」という記事を載せました。その中で、「今年中には、直傳靈氣の師範格になることが目標です。」と書いたのですが、わずかに年を超えてしまいました。でも、ほぼ予定通りに師範格となりました。

※直傳靈氣師範格の修了証です。規約によりそのまま掲載できないため、一部を加工しています。

 

 

 

 

 

直傳靈氣では、指導者は「師範格」「師範」「大師範」という格付けがあります。師範格は直傳靈氣の前期講座まで開催できます。師範になると、後期まで開催できます。大師範になると、師範格講座を開催できます。師範講座を開催できるのは、今は代表の山口忠夫氏のみとなっています。

そういう違いはあるものの、直傳靈氣の伝授(西洋レイキのアチューンメントに相当する)は、前期講座も後期講座も同じです。なので、直傳靈氣という名前では講座を開くことはできませんが、教わった内容を伝えることは可能です。(私はやりませんけどね。)

実際、直傳靈氣を始められた山口千代子先生の教えを受けたある方は、別の名前で日本伝統のレイキだと言って教えておられるようです。それが良いことかどうか、ここでは論評しません。そういう考えもあるのだなぁと思うだけです。

実際のところ私も、前の記事でこんなことを語っていました。「伝統を守ることも重要ですが、その本質を生かす形で、自由に使うことも重要なのではないかと思っています。」その気持ちは、今でも変わりません。レイキは直傳靈氣の占有物ではなく、人なら誰にでも本来備わっている能力ですから。

 

これで私は、西洋レイキのマスターにもなりましたし、直傳靈氣の師範格にもなりました。そこでこれから何をしていくのかということで、いろいろアイデアがあります。それについては、また近いうちに公開できるだろうと思っています。

虫歯にはレイキ

虫歯にもレイキが有効であることが、最新の虫歯治療の情報からわかってきました。

これまで、虫歯は歯医者で削ってもらわなければ治らない、と思われてきました。レイキで痛みを消せたとしても、虫歯は治らないと思い込んでいたのです。

しかし、それが間違いであるという情報が得られました。それが、「名医は虫歯を削らない」という本です。この本の著者、小峰一雄氏は、自然治癒力で虫歯は治る、と言っています。

つまり、病気や怪我と同様に、放っておけば身体に備わった自然治癒能力によって治るということです。

ただし、放っておくと言っても重要なことがあります。それは原因を除去することです。一方で虫歯になる原因を放置していたのでは、いくら自然治癒力が働いても追いつきません。

その1番の原因は「砂糖」だそうです。砂糖を摂取しないことで原因を除去すれば、放置していても虫歯は治るということなのです。他にも原因はあるので、詳細は本をお読みくださいね。

 

さて、このことから、レイキが虫歯に有効であることが言えるようになりました。以前から、レイキをすれば虫歯の痛みが5~10分ほどで消え去ることは確認しています。まるでマジックのように痛みが消えるのです。

しかし、それだけでは虫歯は治らないと思っていたので、歯医者さんへ行って治療するよう勧めていました。

でももし、虫歯が自然治癒するのだとしたら・・・。いわば風邪と同じことですから、少々咳が出ようと熱が上がろうと放っておけば治ります。虫歯の痛みがないのであれば、放っておくことが容易になるでしょう。

 

では、虫歯が痛い時のレイキのやり方です。通常通りに手のひらを当てても良いのですが、一部の歯が痛むのであれば、狭い部分にスポットでレイキを当てる方法があります。

それは、5本の指をすぼめて当てる方法です。左の画像のように、当てる手の指5本を、先が揃うように集めます。

レイキは指先から多く出ますから、このように指先を揃えることによって、狭い部分に集中的にレイキを照射することが可能になるのです。

こうして指をすぼめた手を、痛い部分に外から当てます。右の画像のように、頬の上から軽く当てるだけでいいです。

痛いからつい強く当ててしまいがちですが、レイキでは力を抜くことがもっとも重要になります。軽く当てて、「指先に何か感じるかなあ」と思いながら、指の感覚を感じるようにすると良いでしょう。

 

歯医者は、たいてい予約制になっています。急に痛くなったからと言って、すぐに診てくれる歯医者はあまりありません。痛み止めの薬が効けばまだ楽になりますが、それも効かないと、これほど辛いものはありません。

ですが、もし自分でレイキができたらどうでしょう? 歯医者の予約まで、痛みを軽減させることが可能だとわかれば、それだけでも安心していられるのではないでしょうか?

特に子どもは、急な歯痛、頭痛、発熱など、何かと状態が急変しやすいもの。そんなとき、お母さんがしてあげられることがあるというのは、とても安心できることだと思うのです。

レイキは修得すれば一生ものと言われます。これほどお母さんの味方になる特技はないと思います。ぜひ、あなたも、レイキを修得してみませんか。

※レイキを習いたい方は、「レイキ講座」のページをご覧ください。

美容と健康のために

海外では、レイキはREIKIとしてよく知られています。一般的には心身を癒すためのヒーリングとして広まっていますが、中には医療行為の一環として用いられているケースもあります。

そんなレイキを、美容のために役立てている人たちも大勢いるようです。特に有名なセレブたちが、美容と健康のためにレイキを利用しているというのです。

レイキ・ヒーリング

そのことを紹介しているのは、こちらの記事です。これによると、クリスティーナ・アギレラさんは、週に3回のレイキ・ヒーリングを受けていたそうです。他にもアンジェリーナ・ジョリーさんサンドラ・ブロックさんニコール・キッドマンさんグウィネス・パルトローさんなど、日頃からレイキを受けて、美容と健康を気遣っておられるのだとか。エステ感覚でレイキを利用しているのですね。

考えてみれば、これは当然のことかもしれません。レイキは、身体に流れる氣を整えることで、自然治癒力の働きを助けます。自然治癒力とは、心身をつねに健康に保とうとする、人に元から備わった能力です。その能力が活性化されるのですから、心身は健康を保ちやすくなります。

心身が健康ということは、美容のためにも役立ちますよね? 健康な肌はすべすべで美しく見えます。健康な体は、無駄に太ったり、逆に痩せすぎるということもありません。健康な心は、明るい表情を作り出すでしょう。

海外のセレブたちが、健康と美容のために日頃からレイキを利用しているというのは、とても合理的なことだと思います。病気は治療するより予防する方が簡単だと言われますが、美容も同じなのです。肌荒れを起こしてからきれいにするより、つねにきれいな状態に保つ方が容易なのです。

 

レイキは、元々が代替医療として始まったものですから、病気や怪我からの回復を促進する効果が期待されるのは当然です。けれども、まだ見えない不調がある段階からレイキを使うことによって、その不調が目に見えるようになる前に、回復させることに大いに役立つと思います。

ぜひ、定期的にレイキを受けてみてはどうでしょうか? 自己レイキ(自己ヒーリング)でも同様の効果がありますから、自分でレイキを修得して、利用するのもお勧めです。

 

【便秘にレイキ】

便秘に悩む女性は多いものです。そういう時も、レイキを利用するとお通じが良くなりますよ。レイキを修得された方はもちろんですが、まだレイキを習っていない方でも使えます。なぜなら、「手当て」をするのは、人の本能であり、自然な能力だからです。

便秘にレイキトイレで座っている時、両手を下腹部に当ててみてください。すると、手から出る氣によって腸の働きが活性化して、だんだんと便意をもよおすようになります。

いつでも上手くいくとは限りませんが、慣れてくると、手を当てている間に出そうかどうかわかるようになります。

レイキはなるべく長く手を当てた方がよいので、がんこな便秘の場合はトイレで座った時だけでなく、普段からお腹に手を当てるようにすると良いでしょう。

その時に注意するのは、強く押さえたりとか、マッサージのようにもんだりしないことです。レイキは、手(特に指)の力を抜いて、軽く触れている時にもっともよく出ますから。

さすったり、軽く叩いたりする方法もありますが、これは上級編になります。いずれも指の力を抜いて、結果(排便できるかどうか)はお任せするという気持ちで行うことが大切です。ぜひ、お試しください。

直傳靈氣を修得中

今、直傳靈氣を習っています。

直傳靈氣というのは、臼井甕男氏の直弟子の林忠次郎氏から直接習った山口千代子氏と、その息子さんの山口忠夫氏が始めた、日本の伝統的なレイキを広める組織です。

臼井氏は、臼井霊気療法学会を設立してレイキの普及に努めましたが、戦後、同会は活動を自粛して、細々と運営している状態です。ほぼ家族や親族のみ入会できるという閉鎖的な団体であり、レイキの活動もほとんど行っていないそうです。

したがって現在、一般人が日本伝統のレイキを修得しようと思うなら、この直傳靈氣の他には不可能だということになります。

林氏は、西洋レイキの元祖となった高田ハワヨ氏にもレイキを教えています。千代子氏へレイキを教えたのと、ほぼ同時期になります。つまり、西洋レイキも直傳靈氣も、その元は林氏であり、林氏の師となる臼井氏になります。

 

私は、すでに西洋レイキのティーチャーになっています。2016年2月に修得しました。昨年9月から直傳靈氣も習い始めたのですが、同じレイキとは言え、随分と違うなというのが実感です。

 

上の写真のように、直傳靈氣では受講票を発行しています。再受講欄がありますが、受講は1度だけでなく、何度も受講することを勧められています。

また、直傳靈氣の前期講座を開催できる資格がある師範格になるためには、最低でも1回は再受講することが必要です。私はこの2月に再受講をしたので、他の要件を満たせば師範格の講座を受講することが可能です。

今年中には、直傳靈氣の師範格になることが目標です。直傳靈氣をやってみて、こちらの方がより実践的だと感じたからです。

 

ただし私は、レイキはもっと自由であってもいいと思っています。レイキは、人間なら誰でも持っている自然な能力であり、その使い方はその人の自由だと思っているからです。

伝統を守ることも重要ですが、その本質を生かす形で、自由に使うことも重要なのではないかと思っています。

ガン治療にレイキ療法

最近読んだ本で、ガンの治療としてレイキ療法を使った例が紹介されていました。これは私のレイキの先生から紹介された本で、著者は自らガンを克服されたという橋本医師です。

他のブログで紹介していますので、そちらもご覧ください。
ガンを自分で治した医師の「ガン治し」本気塾
(画像をクリックするとリンク先へ飛びます。)

 

この中で橋本医師は、レイキ療法が有効であることを書かれています。そして、レイキを応用した治療法についても書かれています。

レイキに関して書かれた部分を、以下に引用します。

私は精神的な安定を求めて、さまざまな治療法の情報収集に務めました。
 まずとり入れたのは「レイキ療法」です。レイキとは、人間の体を含む万物すべてがこの世に生み出されるときの宇宙エネルギーのことです。レイキ療法の世界では、私たちは絶えず宇宙エネルギーの流入・循環・流出をくり返すことで、心身の健康を保っていると考えられています。そこで、この宇宙エネルギーの流れをよくすることで、心身をすこやかにしようとするのがレイキ療法です。
 多くのハンドヒーリングが自分自身のエネルギーを与えて相手を元気にしようとするのに対し、レイキ療法では宇宙のエネルギーを体内にとり入れるので、施術者がエネルギーを奪われることはありません。施術者は宇宙エネルギーの通過口にすぎず、自分の体にも宇宙のエネルギーを通すことで、施術者自身も流れがよくなるという特徴があります。
 またレイキ療法では、いくつかの言葉を唱えることでエネルギーを高めるという手法を用いています。これらの言葉は脳にインプットされやすく、その心地よい響きが免疫力(体内に病原体が侵入しても発病を抑える力)を高める引き金になるのではないかと考えられています。
 昨今の日本では、「宇宙エネルギー」などというと、バカにされたり、宗教か何かと疑われたりしがちです。しかし、レイキ療法はもともと江戸時代以前から存在した日本の伝統療法です。最近では海外でも分析され、先端研究の論文で紹介されています。
 私は友人にレイキ治療を行っている人を紹介され、やってみることにしました。もともと物理が好きな私は、目に見えないエネルギーの存在にも関心があったため、レイキ療法に抵抗を感じるようなことはありませんでした。実際に、コーヒーを二つ並べて、一つには手でエネルギーを当て、もう一つは何もしない状態で飲み比べてみると、明らかに味が変わっていることがわかりました。エネルギーを当てたほうがまろやかでおいしいのです。そんな体験もあって、私はレイキ療法をやってみようと思いました。
 結果的に、レイキ療法は精神的不安定を立て直す手段の一つとしてとても役立ったと思います。私はやり方を教えてもらって、腫瘍のあるおなかにエネルギーを当てることと、朝陽や星空に向かってレイキの言葉を唱えながら免疫力を高めることを実践しました。すると、しだいに体が温かくなってきて、気持ちが落ち着くのを感じました。脳にα波が出るのだと思います。さらに続けていくと、手がビリビリしてくるのを感じるようになりました。まるで、ものすごく元気な大木の横を通ったときのような、満ちあふれるエネルギーを浴びたような感覚です。指の先までビリビリと感じるということは、やはり通りがよくなっているのかもしれません。」(p.48 – 50)

私がおすすめするのは、第1章でふれたレイキ療法の手法をアレンジした「確認行動」です。いわゆるイメージトレーニングの一種ですが、病気がよくなっていることをイメージするために、具体的な行動でそれを示し、確認するという手法です。何をしたらよいかわからないという人は、まずこれをやってみてください。決してむずかしいものではありません。逆にいうと、こんな簡単なことすら行動に移すことができなければ、考え方を変えたり、生き方を変えたりすることなどできるわけがありません。「こんなことをして何になるんだろう」と思っても、「否定するよりとにかく行動する」、それが大切です。
 ポイントは、ただ単に「病気が治る」と口で唱えるだけでなく、宇宙のエネルギーを感じながら行うことです。「大光明(だいこうみょう)」という言葉が出てきますが、これはレイキ療法(くわしくは四八ページを参照)で使う言葉です。「ダイコウミョウ」というイントネーションは人間の脳にインプットされやすく、免疫力を高めるといわれています。

《確認行動のやり方》
❶朝、太陽に向かって手を広げ、朝陽を浴びながら「大光明、私は治る、治る」と唱える。今日も行きていることに感謝し、その感謝を言葉にして発する
❷夜、夜空の下で宇宙のエネルギーを感じながら、今日一日実践したことを振り返り、「○○をしたからよくなった」と、一つひとつ声に出して確認する。ガンのある部位に手を当てて、「消えていく、消えていく」と唱える

 単純なことですが、これを毎日続けてくり返すことで、自分の内面も少しずつ変化していきます。宇宙エネルギーを感じ、宇宙と一体になることをイメージすれば、脳にもα波が出るのか、心がとてもおだやかになり、リラックスできます。毎日、大自然に感謝し、生きていることに感謝し続けると、もうそれだけでじゅうぶんと思えてきて、死生観まで変わります。「明日、目が覚めなくても、もうこれで満足」と、いい意味での開き直りができるようになるのです。そうすると、ストレスからも解放されます。さっそく明日の朝からやってみてください。」(p.102 – 104)

レイキをやっている者からすれば、若干訂正したい部分もあります。ですが、概ね間違ってはいないので、このまま紹介しておきます。

特に後半の「確認行動」は、レイキそのものとはあまり関係がありません。しかし、「五戒」に示されているように、「怒らない」「心配しない」という生き方は、レイキが目指すところです。ですから、その目指すところにおいては、レイキと質的に変わらないという見方もできるかと思います。

元々民間療法として始まったレイキであり、ガンはもちろん、あらゆる病気に効果があると、創設者の臼井氏は言われています。今後、西洋医学はもちろん、あらゆる療法とセットで、レイキもガンの治療に貢献できるのではないかと思います。

レイキは海外セレブに人気

これは他のブログに載せた記事からです。元記事はこちらの「海外セレブに人気のレイキ」になります。

アメリカやヨーロッパでは、レイキは大学の授業に取り入れられることがあるほど、よく知られた存在です。ですから、セレブたちがレイキをよく受けるとしても、それほど珍しいことではありません。

しかし、日本ではまだレイキがよく知られていないため、こういうことがニュースになるのでしょう。

ニュースでは、クリスティーナ・アギレラさんは、週に3回のレイキ・ヒーリングを受けていたそうです。他にもアンジェリーナ・ジョリーさんサンドラ・ブロックさんニコール・キッドマンさんグウィネス・パルトローさんなども常連だそうです。

 

またレディー・ガガさんは、台湾でのコンサートのバックに、レイキの「五戒」を映し出したそうです。

五戒
レイキの五戒

「五戒」というのは、レイキを始めた臼井氏が説いたもので、レイキをする者への戒めのようなものです。

「今日丈(だ)けは 怒るな 心配す(る)な 感謝して 業をはけめ(励め) 人に親切に」

このように、今日一日だけはこれを守ろう、というものなのです。

レディー・ガガさんがレイキをやっているのか、あるいは施術を受けているのか、それは知りません。でも、何か縁があるのかもしれませんね。

レイキはイエスの手かざしと同じ

最近読んだ本で「魂の法則」というのがあります。著者のヴィセント・ギリェム氏が幽体離脱した時、出会ったイザヤという老人から教わったことが、対話形式で書かれています。

他のブログで紹介していますので、そちらもご覧ください。
魂の法則(画像をクリックするとリンク先へ飛びます。)

 

この中で、レイキのことが紹介されています。
病気がアストラル体(エネルギー体)のエネルギー低下から生じるという話の後で、アストラル体にエネルギー的に綺麗にすれば病気が良くなるのかという問いに対して、以下のようにイザヤが答えています。

「特定の運動(ヨガ)をしたり、人がパイプとなってエネルギーを供給したり(レイキなど)、生体エネルギー発生器などによって、悪い流れを取り去り活力を与えることができる。
 エネルギー治療は、アストラル体レベルに作用し、疲弊したエネルギーを洗い流し、そこに新しい活力を供給し、気の流れを修復する。生体エネルギーを用いた治療は、病気の回復を促したり、症状を緩和させることに貢献する。
 だが、エゴ的な感情を放棄できなければ、アストラル体の乱れが再発し、その結果、肉体の病も再び出現することとなる。それゆえ、霊体、メンタル体、エネルギー体、肉体を総合して、治療に取り組むべきである。」(p.301)

ここで初めて出てきたレイキについて、次のように説明しています。

「レイキとは、宇宙の生命エネルギーを利用する自然療法の一つで、肉体的、精神的な病気の治療に役立つ。レイキは、宇宙的生命エネルギーを意味し、それを発見した日本の先駆者に命名された。
 現在ではその名前で有名になってはいるが、健康改善を目的としたエネルギーの授受は、何千年も以前から、磁気やプラーナなどの様々な名称の下に行われてきた。それは、「奇跡の癒し」と呼ばれたイエスの手かざしのことなのだ。」(p.301)
以下、さらに詳細なレイキの話が繰り広げられます。ギリェム氏が質問し、イザヤが答えています。長くなりますが、レイキに関する部分を引用します。

「レイキは何を基本としているのですか?

 レイキのセッションは、不快感や症状を緩和したり除去するために、送り手またはパイプ役となる人が、自分の手を通して、生命エネルギーを受け手に伝達するのが基本だ。送り手となるのは、自分自身でも他者(人・動物・植物)でも良い。
 レイキは、アストラル体のレベルに作用し、エゴ的な感情が原因のエネルギーブロックをとり除くのに役立つ。
 だが、外傷または中毒など、完全に肉体的な要因による不調の場合には、損傷を受けた部位の気の流れを復活させ、痛みを緩和し、体組織の再生を促す。
 アストラル体の構成や気の流れやチャクラについて知り、感情的な問題と影響を被る肉体箇所との関係を理解すると、正しい位置に手を置けることになり、損傷を受けた部分の気の流れを再生できる。

 でも、癒しのエネルギーは、どこから来るのですか? 送り手からですか、宇宙からですか?

 生命エネルギーは、宇宙のあらゆる場所に存在し、レイキの担い手は、それを必要としている人に集中してエネルギーを向けようとする。時々、送り手となる人が周囲からエネルギーを集められなかった場合に、自分自身の生命エネルギーを譲り渡してしまうことがある。
 また、霊的な存在にエネルギーの伝送を手助けしてもらっている人も多く、その人の能力がずっと高められる時もある。この場合は、意識の高い仕事は霊的な存在たちが行っており、レイキの送り手は、癒しの魂たちが肉体とエネルギー体に近づけるための媒体として機能する。

 人が自分自身のエネルギーを与えてしまうについては、どんな理由があるのでしょうか?

 過度に力を投入する、集中力の不足、リラックスできていない、私心なく助けようとしていない、精神的あるいは肉体的な悪習、などが原因だ。
 レイキのセッション中に以上のようなことがあれば、送り手は疲れきり、エネルギーが不足し、受け手の不快な症状まで自分で感じてしまったりする。

 レイキができるようになるためには、何が必要ですか?

 レイキが効力を発揮するために最も重要となるのは、送り手が、仲間を助けようとする意志を持つことで、愛を実践して自分のアストラル体の波動を高めることだ。
 積極的にエネルギーを受け取ろうとする受け手の姿勢も大切だ。その人がどれだけ素直に信頼することができるかどうか、にもよるからだ。受け手が、レイキに効き目がある筈がないと思ったり、送り手を信用していなかったり、エゴを捨てて愛をとる自己変革をする意志がなく、エネルギーを拒否すれば、その人のチャクラは閉じたままで、送り手にどんなに力があろうと、気は流れない。
 ラジオ放送と似ている。番組を聴くためには、強い信号を放つ優れた発信機が必要だが、受信機をつけて正しい周波数に調整するのも、同じように大事だろう。
 その後は、スポーツと同じで、継続して練習することで、回を追うごとにエネルギーの伝達能力が高まり、もっと大きな波動となる。非打算的に助けようとする意志があれば、いつも最善の結果を得ることができる。
 さらに、肉体を浄化させれば、エネルギーが身体を通過する際に、波動が低下してしまうこともない。そのためには、菜食と、身体の器官にとって有害となる、アルコールやタバコ、その他すべての薬物の消費を控えることが必要だ。

 エネルギーを送ることができるようになるためには、レイキマスター(ティーチャー)がその人のチャクラを事前に開ける必要があるというのは、本当ですか?

 その必要はない。伝送能力は、魂の進化の力量と、他者を助けようとする意志の練習とによる。私利私欲をなくして行うほど、霊界からの援助は大きくなる。
 先生の役目は、生徒の潜在能力を開花させることだが、独学も可能だ。スポーツのように、練習すれば能力は増す。そして、他者を助けようという意志があれば、霊界から必要な援助を授けられる。エネルギー伝授の真の達人がいるのは、霊界だからだ。

 レイキの段階を取得するための有料の講習がある、と話しているのを耳にしましたが、その件に関して、どうお思いですか?

 お金と引き換えに、天国に行けると文書で約束した免罪符と同じような商売だ。最初にレイキを始めた臼井甕男氏が無償で行ったというのに、その継承者たちがどうしてお金を取るのだろうか?
 繰り返すが、レイキを始めるために、イニシエーションをする必要などない。どれほど有名であろうと、見返りとしてお金を要求するような人から受けるイニシエーションであれば、なおさらだ。なぜなら、それでお金を儲けようとしているのなら、自称するほどレベルが高くはないからだ。
 真のマスターは、万人のエネルギーでお金を取ろうとしない。伝達者に過ぎず、謙虚であるので、マスターと名のろうともしない。
 ここに、イエスの手本がある。エネルギーで多くの人を癒し、弟子たちへの伝授もしたが、誰からもお金を受け取らなかった。

 講習だけでなく、レイキのセッションでお金を取る人もいますよ! これについては、どう思われますか?

 宇宙エネルギーは、それを扱う人の所有物ではなく、お金を払わずに使用できるものなので、同じく無料で与えねばならない。
 レイキでお金を取る人たちは、自分自身のエネルギーや自分が努力して周囲からかき集めたエネルギーを扱うのだろう。
 だが、高波動の霊的存在たちからの手助けは期待できない。彼らと同調するためには、心を浄化し、他者を助けたいという無私の思いが必要となるが、お金を取る者には無私の志はなく、金銭的な利益を得ることに関心があるからだ。

 でも多くの人が、レイキで儲けようとしているのではなく、それで時間が取られるとサラリーマンはしていられないし、何かで暮らしを立てる必要があるから、と言っていますよ。

 それなら、エネルギーの伝達では生計を立てようとしないことだ。経済的にやっていけるように、他の活動で報酬を得られる仕事を持ち、自由な時間にレイキをすれば良い。これは、意志の問題だ。
 しかし実際には、レイキでお金を取る者の多くが、生活を維持するだけでなく、それによって儲けようとしている。レイキの料金は、オーラを綺麗にするというよりも、それにひっかかった愚か者の財布の中身を綺麗にしてしまうほど高いことがあるからだ。
 イエス自身も、「神のものは神に、皇帝(カエサル)のものは皇帝に返しなさい」と言っている。
 物質的に自立する必要があるのなら、実際的な仕事でそうするように努めなさい。霊的な仕事を介してはならない。霊性にお金を関与させるのは、やめなさい。霊性が穢(けが)れてしまうのだ。
 君たちを助けている指導霊たちは、君たちからお金を取るだろうか? 彼らがそうしないのならば、彼らを見習って君たちもそうしてはならない。しかも、自分には能力があるのでお金を取る資格があると思っていると、本当にそうなって、自分自身のエネルギーしか使えなくなってしまう。
 「神と富とに兼ね仕えることはできない」ということを肝に銘じて欲しい。現在の言葉に置き換えれば、愛とエゴとに兼ね仕えることはできないという意味だ。それらは、相容れられない対立する概念なのだ。

 エネルギーを貰う代わりに、お金であろうと他のものであろうと何かを引き換えにあげる必要があるので、これは交換をしているに過ぎない、と言う人たちもいますが。

 それならその人たちは、無条件の愛という、何の見返りもなく与える行為を知らず、また理解したくもないのだ。見せかけの霊性で外側を装おうとしていても、見習うべき手本とはならない。
 それを忘れないようにしなければ、霊性復興運動も、あげくの果てにはキリスト教と同じことになってしまう。つまり、皆の偉大なマスターだと勝手に名乗り出る者が現れて、自分の富と権力への渇望を満たすために、聖なる教えを管理し操作し始めてしまうだろう。

 でも、有料レイキに効果はあるのですか、ないのですか?

 効果はあるかもしれないが、無料で行うレイキよりは、常にずっと貧しい結果しか得られない。効果は、助けたいという思いの強さ次第だからだ。
 大半の場合には、他者を助けたいという思いと、何かと引き換えに行おうというエゴとが混在している。善意によって得られる効用も、私欲で失われてしまう。
 一つはっきりさせるが、エゴがあると与える前に貰おうとしてしまうので、癒しにはならない。エゴに委ねる人は、本当は他者を助けようとは思っていないので、助けてあげることができないのだ。
 お金を取っているならば、それが他者を助けるためなのか、自分が有名になるために他者を利用したいのか、あるいは自己の物質的な欲求や期待に沿うためなのかを、分析してみるがよい。
 イエスがあれほど優秀なエネルギーの担い手で、奇跡と思われたほど素晴らしい強力かつ迅速な結果を得ることができたのは、一体どうしてだと思っているのかね? それは彼が、無条件の愛を感得するに至った魂だったからで、その愛が、エネルギー次元で顕現する時に高振動のエネルギーとなり、それに肉体的または霊的な障害を癒す力があったからだ。
 多くの者が、イエスがしたことをできるようになりたいと思っているが、彼らには本質的なものが欠けている。それは、無条件に愛するということで、エゴを--虚栄心・自尊心・自負心を--放棄しなければならないのだ。
 イエスがしたことをできるようになりたいか? それなら、他者に何かをしてあげる度に、集金してまわるのはやめなさい。イエスが癒しに対してお金を取っていたとしたら、高次の存在ではあり得なかったし、高次の霊たちからも支援されなかったので、癒しそのものが不可能だったろう。」(p.302 – 308)